親知らずが真っすぐ生えてこなかった場合には智歯周囲炎という炎症を起こすことがあります。智歯とは親知らずのことであり、これは気を付けていても誰でも起こりえます。一つの原因として現代人の骨格の変化があります。かつてに比べて硬いものを噛む機会が減っていることから、あごの骨が弱くなっていると智歯周囲炎になる可能性が高くなります。親知らずが真っすぐに生えてこず、斜めに生えたりすると深いポケットのような物が出来ます。そこは歯磨きではどうしても届きにくく、細菌の温床となってしまうことがあります。そうして発生するのが智歯周囲炎です。つまり、一般的な歯肉炎とメカニズム自体はほとんど同じであり、定期的な検診を受けることである程度防ぐことが出来ます。

2022.8.1　 親知らずが原因で起こる智歯周囲炎とは